ロト事件簿!町役場の人事異動を予想して処分される珍事件が発生!
ロトは日本宝くじ協会が運営しているものであり、当然他者が行うのは禁じられている。
実は、ロトに関連した珍事件が発生したことがあるのだ。
「人事ロト」と呼ばれるものであり、同僚の異動予想をして処分を受けることになった。
今回は、そんな人事ロトについて事の顛末を明らかにする。
どのような処分がくだされたのか、なぜ処分されることになったのかも解説するのでチェックしてみてほしい。
町役場の人事異動を賭ける人事ロトとは?なぜ処分されたのかも調査してみた!
事件の概要から、発覚後について、さらに罪に問われるのか、といったことも明らかにしようと思う。
事件の概要
福島県鏡石町の町職員が引き起こした事件である。
「人事ロト」と称して、町役場の人事異動を予測して1口あたり500円の現金を賭けたのだ。
関連した職員は11人程度とされており、それぞれ1人あたり1口から2口賭けたとされる。
投票用紙が用意され、参加者は2020年度の人事異動に関する予想を記入したそうだ。
役場内倉庫に置かれた投票箱に掛け金を入れる方法が採用された。
配当金などのシステムに関しては明らかにされていない。
漏れ出てくる情報が少ないので、習慣的に行っていたのではなくイレギュラーで行われたものと考えられる。
事件が発覚した結果
人事が賭け事の対象になっているとのことが発覚し、町では処分を検討。
関連した職員11人を10分の1の減給とし、さらには戒告や懲戒処分を受けたとのこと。
事件が発覚した影響で、人事異動の発表が遅れるなどの影響が出たとの報告もある。
また気になる配当金に関しては、配布されなかった。
ここで気になるのが、一般の人が賭け事を行うと賭博罪が成立するが、本件のような配当金が配布されなかった場合はどうなるのか、という部分。
罪に問われることはないのだろうか?
配当はなし!それでも賭博罪は成立する?
まず賭博の定義について確認してみよう。
賭博とは、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のことである。金銭や品物などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その勝負の結果によって、負けた方は賭けた財物を失い、勝った方は(なんらかの取り決めに基づいて)財物を得る、と言う仕組みの遊戯(ゲーム)の総称である。
引用:Wikipedia
注目してほしいのが、必然ではなく偶然性の要素が含まれるところだ。
つまり結果がわかっていないものに対して金品や品物をかけて勝負を行うと、賭博罪が成立する。
したがって、今回の事件は賭博罪に相当すると考えられる。
人事の結果は、確実には予見できない偶然の勝負事になるからだ。
ちなみに賭博罪については、着手時点で成立する。
つまり配当がなくても賭博罪は成立するのだ。
賭博罪が成立すると、50万円以下の罰金又は科料が課せられることになる。
ただ今回は少額であり、しかも常習性が低いと考えられるのでいきなり賭博罪が成立することはなかったようだ。
個人間の賭け事は駄目!合法的なロトを楽しもう
個人間での賭け事はあまりにリスキーである。
職場で行ってしまえば、立場がなくなり、会社をやめざるを得なくなる可能性も。
前科持ちになることだってあるわけだ。
賭け事を楽しむのであれば、合法的なロトをおすすめする。
当選数字を予想するのがロトであり、実に楽しい。
当選数字には一定の法則があるので、予測する楽しみがあるのだ。
ロトには、以下の3つがある。
- ロト7
- ロト6
- ミニロト
ロト7は7つの数字を選ぶもので、1口あたり300円で購入が可能。
キャリーオーバー発生時には1等最高10億円となる。
ロト6は6つの数字を選ぶもので、1口200円で購入できる。
キャリーオーバー発生時は、1等最高6億円だ。
ミニロトは、5つの数字を選ぶもので、1口200円で購入できる。
キャリーオーバーはなく、1等約1,000万円だ。