海外に驚きの宝くじあり!制限速度を守っただけで宝くじゲット!?

世界は広い。
日本では考えられないような宝くじもあるのだ。
今回は、スピード違反を激減させたスウェーデンと犬の糞が関わる台湾の宝くじを紹介する。
どちらもユニークなものであるが、社会問題も絡んでいるので、ぜひじっくり読んでいってほしい。
制限速度を守ると宝くじ!?「Speed Camera Lottery」とは?
まずはスウェーデンのスピード違反を激減させた宝くじを紹介する。
公道には制限速度が設けられているが、守らない人が多いのはスウェーデンも同じのようである。
そこで実施されたのがスピードカメラ宝くじである「Speed Camera Lottery」である。
このシステムの開発には、自動車メーカーのフォルクスワーゲンとスウェーデンの交通安全機関であるNTFが参加している。
その効果がすごかった!
こちらの宝くじの目的はスピード違反者を減らすことにある。
では、実際にスピード違反をする人は減ったのだろうか?
実は相当減っている。
そもそも、対象となった道路の実施前の平均速度は32キロであった。
しかし、開催期間中の平均時速は25キロと一気に22%も下がっているのである。
賞金は?
スピード違反をへらすことに貢献した「Speed Camera Lottery」だが、気になるのが賞金だろう。
もちろんそれほど高いものではない。
開催期間中に、5人が宝くじに当選している。
1人に2万スウェーデンクローネ(約25万円)が支給され、4人に1万スウェーデンクローネ(約12万円)が当たったそうだ。
ちなみに賞金は、フォルクスワーゲンから提供されたものであるという。
実は、計画の段階では賞金は「違反者が支払った罰金」から調達されるはずであった。
しかし、法律的にも難しかったのであろう。
「違反者が支払った罰金=賞金」は実現しなかった。
現在は廃止
「Speed Camera Lottery」は、一時的に導入され、その後は廃止されている。
長期的に継続すれば、どのような効果をあげていたのかも気になるところだ。
日本にも事故が起きやすい道路は各地にある。
スウェーデンのアイデアを導入してみたら、面白い結果になるかもしれない。
台湾にも犬の糞が関わるユニークな宝くじがある!
次はアジアのユニークな宝くじを紹介する。
台湾の犬の糞にかかわる宝くじだ。
台湾の路上清掃キャンペーンとしておこなわれた宝くじであるが、絶大な効果を上げており、大きな話題を読んだ。
宝くじの概要
犬のふん1袋と引き替えに宝くじ1枚をプレゼントするキャンペーンである。
台北市の隣に位置する新北市でおこなわれた。
なんと4,000人を超える市民がキャンペーンに登録し、犬の糞が1万4,000袋も集まったという。
当局も、予想以上の効果が出ていると驚いているようだ。
ただ、それだけの糞が路上に転がっていた、ということになる。
このようなキャンペーンをしなければならないほど、犬の糞が社会問題化していたのであろう。
当選金は?
宝くじの当選金は、金塊であった。
6万台湾ドル(約20万円)相当ということであり、2022年12月の金の価格は1グラムあたり8,000円台なので、25グラム程度ということになる。
それほど高額ではないが。糞が金に化けるわけだから、ユニークな宝くじである。